Golemのトークンについて
海外の仮想通貨取引所を確認していると、本当に日本の取引所の取り扱い通貨は少ないんだな、と思わされますね。
今回は、ゴーレム(Golem)というトークンについて紹介します。
当時、800万ドル以上を集めた大型ICO案件として知られていて、プロジェクトの構想がとにかく凄いです。
簡単にゴーレムのプロジェクトを紹介すると、世界中のコンピューターを繋げて、スーパーコンピューター並の計算能力を手に入れよう、というものです。
日本国内を見渡しても、スーパーコンピューターを使って、研究したり、その計算能力を事業に利用できるのは限られた機関だけでしょう。
もし、ゴーレムが当たり前になって、スーパーコンピュータークラスの計算能力を手軽に扱えるようになれば、多くの人がその恩恵を受けることになるのではないでしょうか。
このように実現すれば、世界中にメリットを提供するプロジェクトなのですが、その難易度はかなり高いといわれているんです。
少し詳細を説明してみると、ブロックチェーンで繋がれた、世界中のコンピューターのリソースの貸し借りを行うという仕組みです。
通常、コンピューターを利用していても、その性能がフル活用されていることは珍しいです。
リソースモニターなんかを確認しても、まだまだ余力を余している状態ですよね。
そんなリソースを世界中の人たちが誰かに貸すことによって、大きな計算能力を得ようというものなんです。
実は、既存のスーパーコンピューターも単体で大きな計算能力を発揮しているわけではなく、高性能のコンピューターを何台も繋げるようにして、大きな計算能力を発揮しています。
そのため、理論的にはゴーレムのプロジェクトは十分に達成可能といえるでしょう。
また、ゴーレムが当たり前になった場合、一番影響を受けるのがクラウドコンピューティング市場だといわれています。
現在は、ほとんど独占状態なのですが、ゴーレムによって大きな価格破壊が起こるともいわれています。
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