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もっとオシャレにラムベースのカクテルで誰にも負けないパーティを演出!初心者でもオシャレにラムカクテルレシピ
サトウキビの糖蜜を蒸留して作るラム酒。安く大量に作られるラム酒が、酒の消費量を増やし、カクテル誕生の一翼を担ったともいわれています。
最近人気があるのはモヒートですが、ラムベースのカクテルといえば「ダイキリ」でしょうか。
ライトラムとライムジュースとシロップで作るダイキリは、19世紀後半、アメリア軍政権下にあったキューバのダイキリ鉱山に技術支援に来ていたアメリカ人が、安く手に入る特産のラムを使って作ったのが始まりと言われています。
ダイキリのシロップをグレナデンシロップに変えると、バカルディという淡いピンクのカクテルになりますが、バカルディにはバカルディ社のラム「バカルディホワイト」を使うのが原則です。
あるバーがバカルディをバカルディラム以外で作ったとして客に訴えられたこともあります。もちろん、お家カクテルならそんなことは気にしなくてもいいですよ。
初心者でもオシャレに見せる、ラムの種類を覚えよう!
ラムは風味によって大きく3種類に分けられます。
淡白で香りも薄いライトラム、甘味のある独特の芳香が濃厚なヘビーラム、その中間のミディアムラムです。
カクテルに多く使われるのはライトラムで、その筆頭がバカルディホワイトです。
ヘビーラムはジャマイカで多く作られ、ジャマイカラムといえばヘビーラムでしたが、近年はジャマイカでもライトラムの生産に意欲的です。
色による分類では、透明なホワイトラム、濃い茶色のダークラム、その中間のゴールドラムです。
お家カクテル用にはバカルディホワイトか、カクテル用に開発されたレモンハートホワイト、もしくは辛口で軽快なキューバラムの代表格ハバナクラブライトのいずれか1本を用意しておくといいですよ。
誰にも負けないオリジナルなパーティを演出!ラムベースのカクテルレシピ
有名なダイキリやバカルディ、清涼感あふれるボストンクーラーなどはシェイカーで作ります。飲み比べてみればわかりますが、シェイクした酒は、角が取れてまろやかになり、ただ混ぜるのとは味が全く違います。
ラムのパンチを味わうモヒートやキューバリバーは、直接グラスに作り込むビルドスタイル、フローズンダイキリやそのバリエーションは、ブレンダー(ミキサー)を使ったブレンドスタイルです。
ダイキリの基本的なレシピ
ラムとライムジュースの割合はそのままに、シュガーシロップをグレナデンシロップに変えるとバカルディになります。
よく冷やしたシェイカーに、ホワイトラム45ml、ライムジュース15ml、シュガーシロップ5mlを入れたら、いっぱいまで氷を入れます。シェイクしてカクテルグラスに注ぎます。
ダイキリアレンジ
ライムジュースの代わりにカボスジュースを使うとジャパニーズテイストに。沖縄特産のシークワーサーでもいいですよ。和食に合わせるならライムよりこちらがおすすめです。
バカルディアレンジ
ライムジュースをザクロ酢に変え、あればザクロの実を加えます。甘味のついた飲むタイプのザクロ酢なら、グレナデンシロップも必要ありません。
ボストンクーラーの基本のレシピ
ボストンクーラーとはラムベースで冷たいタイプのロングドリンク。カクテルのスタイルの1つで、蒸留酒に酸味と甘味を加えそこに炭酸飲料を加えたもので、最近はシェイカーを使わずに作ることもあります。
よく冷やしたシェイカーに、ホワイトラム45ml、レモンジュース15ml、シュガーシロップ5mlを入れ、氷をいっぱいまで入れます。
シェイクしたら氷を入れたコリンズグラスに注ぎ、ジンジャエールをフルアップします。軽くステアします。
ボストンクラブアレンジ
コリンズグラスに材料を順に入れます。軽くステアしたら氷を入れ、ジンジャエールをフルアップしてステアします。ラムのパンチが効いたストロングボストンクラブです。
キューバリバーの基本のレシピ
長くスペインの植民地だったキューバが、独立を勝ち取るために合言葉にしていた「Viva Cuba Libre!」にちなんで作られたカクテルです。
キューバ特産のラムと、キューバを支援していたアメリカのコーラが結びついた象徴的なカクテルです。
※ダイエットを気にしている方は、味は落ちますがゼロコーラ/ペプシを使用してください。
タンブラーにライム1/2個とキューブアイスを入れます。ホワイトラム45mlを注ぎ、コーラをフルアップします。マドラーを添えます。
キューバリバーアレンジ
コーラの代わりにペプシを使います。たったそれだけでも、イメージがかなり変わります。ライムの代わりにレモンやカボス、スダチ、オレンジでも試してみてください。
フローズンダイキリの基本のレシピ
フローズンカクテルの名作として知られるフローズンダイキリは、キューバはハバナのバーで生まれました。モヒートもそうですが、こちらもヘミングウェイのお気に入りだったそうです。
ミキサーにホワイトラム45ml、ホワイトキュラソー5ml、ライムジュース15ml、シュガーシロップ5mlを入れ、クラッシュドアイスを加えてブレンドし、シャーベット状にします。クラッシュドアイスは多すぎると固くなってしまいますし、少なすぎるとシャビシャビになってしまうので、様子を見ながら加えます。口の広いシャンパングラスに注ぎ、ミントの葉を飾ります。短く切ったストローとスプーンを添えます。
フローズンダイキリアレンジ
ホワイトラム30mlとレッドキュラソー5ml、ライムジュース10ml、2cm角のスイカの角切り3個、クラッシュドアイスミキサーにかけ、シャーベット状にします。ライムの酸味でスイカの青臭さ消え、夏にふさわしいさっぱりとした味に仕上がります。
シーン別ラムベースカクテルの楽しみ方
さすがにフローズンタイプは食前酒には向きませんが、ラムベースのカクテルは食前食後にかかわらず、いつでも楽しめる万能タイプのものが多いです。
いつというより、誰と一緒に楽しむか、シーンに合わせて選んでみましょう。
・夫婦や恋人同士で
ここはぜひダイキリとバカルディをペアで。取り替えっこをして飲み比べることができるのも、ロマンティックな関係だからこそです。
・ホームパーティで
開放的なキューバリバー、誰にでも好まれるボストンクラブがおすすめです。
コーラやジュース、柑橘類を複数用意しておいて、各自でオリジナルカクテルを作ってもらうのも面白いです。ジンジャエールのほかに、レモンスカッシュやオレンジスカッシュ、炭酸水も用意するとバリエーションが広がります。
・女子会で
フローズンダイキリのバリエーションは、いろいろなフルーツで作れます。ベリー類やブドウ、メロンは冷凍しておくと便利です。リキュールもフルーツに合わせて用意したいところですが、それは大変なのでホワイトキュラソーを使いましょう。
ショートカクテルなら、美しい色が特徴のマリア・エレナがおすすめです。
ホワイトラム50ml、マルティーニロゼ10ml、ホワイトキュラソー5ml、レモンジュース10mlをシェイカーに入れて氷で満たし、シェイクしたら、静かにカクテルグラスに注ぎます。
マルティーニロゼは、イタリアのフレーバーワイン、ベルモットのロゼの最高峰です。
ラムベースのオンリーワンなオリジナルカクテル
伝統的なレシピにこだわらず自由に楽しむことができるのがお家カクテル。その場のひらめきでいろいろ試してみましょう。
・ドライフルーツラムフィズ
お菓子づくりが好きな人なら、ドライフルーツの洋酒漬けを作っているかもしれませんね。しっかり管理すれば何十年ももつので、母から娘へと受け継ぐこともできます。
パウンドケーキに焼きこんだり、クリスマスのパン、パネトーネに入れたり、アイスクリームに混ぜたり、クリームチーズやバターに混ぜて小さく丸め、オードブルにしてもいいですよ。
一度仕込んでしまえば長く楽しめる洋酒漬けのドライフルーツをカクテルに使えないかと考えたのがこのレシピです。
もともとドライフルーツを漬けるのにラムを使っていたので、合わないはずはありません。
よそでは絶対に味わえない自家製カクテルです。もし漬け込んだドライフルーツがなかったら、ドライフルーツを10分ほどラムに浸けてから使ってください。
コリンズグラスに大さじ1杯のドライフルーツを入れ、ホワイトラムを45mlとオレンジキュラソー5ml注ぎます。
炭酸水をフルアップし、オレンジピールを絞り込みます。オレンジの輪切りをグラスのふちに飾り、マドラーを差します。ドライフルーツは食べてしまえるので、長柄のスプーンを添えるといいですよ。
最後に
ラムはウォッカやジンに比べると少しクセのあるお酒ですが、パッションフルーツや柑橘類との相性は抜群です。
ロックにライムジュースを絞って食前酒にするのもおすすめです。流行りのモヒートにも欠かせませんから、試してみる価値はありますよ。
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