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40代なら知っておきたい飲酒の適量!自分の適量を知ってますか?
「40代にもなったなら、お酒との付き合いも上手になっているだろう」と高をくくり酔っ払いまくっていた若かりし頃…。
気付けばすでに40代。
なのに飲んだ翌日に、下痢、頭痛、手足のしびれ、昨夜の思い出の欠如と、二日酔いやお酒の失敗を繰り返していませんか?
反省していないのか学習能力の無さからなのか何度も何度も繰り返してしまっている人もいると思います。私もその一人です。
楽しい時間が続くとついつい飲み過ぎてしまうのがお酒です。
でも、体のことも考え、そろそろお酒との上手な付き合いを覚えたいものですね。
今回は酔いとお酒の適量について見ていきたいと思います。
お酒に「酔う」とは?
酔っ払った状態とは単純に言うと「脳の麻痺」状態を指します。
摂取したアルコールは血中に溶け込み、それが脳まで運ばれると脳が麻痺状態になります。
アルコールの濃度によってその程度は変わりますが、脳内のアルコール濃度を計測することはできないので血中アルコール濃度でその程度を測っています。
皆さんご存知だと思いますが、飲酒運転の検査では呼気を袋に吐いて呼気中のアルコール濃度を計測しますよね。
呼気中アルコール濃度は血中アルコール濃度に換算することができます。
例えば、呼気中アルコールが0.025mg/Lで血中アルコール濃度は0.05mg/mL、呼気中アルコールが0.2mg/Lで血中アルコール濃度は0.1mg/mLのように。
血中濃度による酔いの程度
実際の血中濃度ごとの酔いの状態を見てみましょう。(自分での計測方法は後ほど紹介)
爽快期:0.02%~0.04%(ビール中びん1本程度)
楽しく、陽気な気分になったり、皮膚が少し赤くなる人もいるでしょう。判断力が少し鈍くなります。
ほろ酔い期:0.05%~0.10%(ビール中びん1~2本程度)
手の動きが活発になりオーバーアクションになります。理性が失われ、体温上昇や脈が速くなります。
酩酊初期:0.11%~0.15%(ビール中びん3本程度)
気が大きくなり、大声を出したりおこりっぽくなります。このあたりから、立てばふらつくといった運動失調が見られます。
酩酊期:0.16%~0.30%(ビール中びん4~6本程度)
千鳥足になったり何度も同じことをしゃべる、いわゆる典型的な「酔っ払い」です。呼吸が速くなったり、吐き気やおう吐という症状が出ることもあります。
泥酔期:0.31%~0.40%(ビール中びん7~10本程度)
まともに立てず、意識もはっきりせず言語がめちゃめちゃになります。
ここまでくると、脳の海馬という部分が完全に麻痺し、現在の状況を記憶することができません。
思い出が少ない、どうやって帰宅したのかわからないというのはこの海馬が麻痺したせいです。
新しい記憶は作ることはできませんが、今までの記憶を引きだすことはできるので、タクシーに乗って住所を言う、家の鍵を開ける、パジャマに着替えてベッドで寝るなど習慣的なことはできます。
昏睡期:0.41%~(ビール中びん10本以上)
昏睡気に入ると、ゆり動かしても起きず大小便はたれ流し、呼吸もゆっくりと深くなります。ここまでくると、最悪「死」に至るケースもあります。
自分の適量を知るには?
お酒を飲む際、どの程度を適量とするかというのは人それぞれだと思います。翌日に残らなければ、下痢にならなければ、記憶が無くならない程度になど様々な考え方があると思います。しかし、40代になると内臓も衰え始め、アルコール分解にも時間がかかるようになります。無理をせず体に優しい飲み方をしたいと思えば、解放感を感じ、ストレスが解消されたような気分になる「ほろ酔い期~酩酊初期」くらいにしておくといいかもしれませんね。
では、自分の適量を知るべくその計算方法をご紹介したいと思います。
アルコール血中濃度(%)=飲酒量(ml)×アルコール度数/833(係数)×あなたの体重(kg)
上記の計算式に数字を当てはめることで、アルコール血中濃度がわかります。
例えば60kgの人が5%の500缶ビールを3本飲んだとします。
1500(ml)×5(%)=7500
この7500を833(係数)×60=49980で割ります。7500÷49980=0.15。つまり、血中濃度は0.15%、酩酊初期から酩酊期に入るところということになります。
長い時間お酒を楽しむために
上記の計算式は一つの指標であり、個人の体の状態やおつまみ、飲み方によって変わりますので必ずではないということだけご理解ください。
そこで、適量も気にしつつ、少しでも長くお酒の場を楽しむための「適正飲酒」をお伝えします。
すきっ腹で飲まない
アルコールの吸収を早め悪酔いの原因になったり、粘膜へのダメージも大きくなります。
食事と一緒に飲む
美味しい食事とともに飲む習慣をつけることで、飲みすぎ予防にもつながります。
休肝日をつくる
週2日程度の休肝日をとり、体を休めましょう。そうすることで、また次のお酒が美味しく飲めます。
強いお酒は薄めて飲む
アルコール度数の高いお酒は、内臓への刺激も強く酔いが回りやすいので水などで薄めて飲みましょう。チェイサーなども上手に使うといいですね。
また、最近ではいろいろなサプリやお酒に有効な食べ物も紹介されているので取り入れるのも一つの手かもしれません。
飲酒前に有効なのはウコンやヘパリーゼ、柿や牛乳、飲酒中は枝豆などの豆類や豚肉、飲酒後は果物、アミノ酸、スポーツドリンクやコーヒーなどを摂取すると、内臓を活発にしたり内臓回復につながります。
さらに、しじみは日常的に摂取することで飲酒翌日の目覚めや疲労回復に効果があるそうです。
最後に
40代でのお酒絡みの醜態は恥ずかしいものがあるので、特に他の人の目がある時には適量を意識し大人の飲み方を心がけましょうね。
適量を知ることで、明日の心配をすることなく楽しく飲むことができるので、一度、適量計算してみてください。
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